2017-05

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学校の先生とコラボしてカタリバ@女川一中・二中

本日は、女川向学館チームで女川第一中学校・第2中学校の生徒たちの授業におじゃまし、110分間のカタリ場をしました。女川に来てから生徒たちには、向学館で学習指導を中心にした関わりをしてきました。
宮城県は「志教育」という言葉を用い、教育コンセプトの一つの軸にキャリア教育を置いています。
「職場体験」のようなわかりやすい キャリア教育プログラムと違い、動機付けを目的にしたカタリ場はなかなか説明が難しく、これまでは何度かお話したことはあったのですが、女川での実施にはいたっていませんでした。
年末のサンデーモーニングを女川第一中学校の先生方が見てくださり、依頼をしてくださったそうです。
放課後の学習をサポートするだけでなく、学校の教育の中で先生と一緒に何かに取り組めるチャンスは、ありそうでなかなかありません。(今回も女川第一中学校の阿部一彦先生にいただいたチャンスです。ありがたい。)
事前に、出たくないとか言ってサンデーモーニングさんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、「テレビなんて嫌い!」と思いながらも、やっぱりテレビの威力は大きいんだなあと実感します。
今回のカタリバ実施は、個人的にもとても嬉しい機会でした。
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今回は、通常首都圏などで実施しているカタリ場ではまだ試みたことのない新しい取り組みをしました。
企画・当日のキャスト(生徒の気持ちを引き出すスタッフ役)を、学校の先生方と一緒に取り組むということです。
そんなの毎回やれるんじゃ?と思いきや、これが、できそうでなかなかできないんです。

他校でカタリバを実施する時は通常、学校の中でキャリア教育をご担当されその分野の情報収集をされた、分野に対してアツイ思いを持った先生がご担当されることが多いです。
だからこそ、担当者以外の他の先生方の理解を事前に得られづらい学校も少なくありません。
また、理解は得られても先生方が多忙すぎて事前に職員会などで説明会をさせていただくことは不可能ということもあります。
事前に担当者ではない先生方と打ち合わせを重ねることはとても難しいわけです。
しかし今回は、学年主任の鈴木先生の鶴の一声「若い教員もキャストを一緒にやるべき。学んでこい!」という鶴の一声で、先生方も一緒に現場に参加してくださることになりました。
現場でキャストをやるということは、事前の練習会を繰り返さなければなりません。言うのは易し。なかなかたいへんなご判断だったと思います。
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さて、やることが決まったはいいけど、学校の先生も、向学館のスタッフも、通常は「先生」という立場をとっている「指導者」です。
だからこそ、生徒に対して自分の中学・高校の時の経験を伝え、生徒と同じ目線で語りながら気持ちを引き出すという役割はとても難しかったと思います。
不安な顔をされながらスタートした2週間前の練習会でしたが、仕事が終わった後の21時に集合して夜な夜な練習をしてきた成果が、今日の生徒たちの気付き溢れる笑顔になったのではないかと見て取れました。
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生徒たちは2月21日に行われる『立志の会』で自分の目標や想いを一人ひとり宣言します。14歳の元服、だそうです。
女川にお立ち寄りの方は、ぜひとも生徒たちの気持ちを受け取りに、女川第一中学校体育館までお出かけください。

平成24年度 合同立志の会
日時:平成25年2月21日(木曜)13時30分~15時30分
場所:女川町立女川第一中学校体育館
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NPOカタリバが、小渕優子大臣に表彰いただきました

先週金曜、総理官邸にて行われた、男女共同参画社会功労者表彰式にて、NPOカタリバは、女性のチャレンジ賞を授賞しました。

麻生総理と記念写真
左:副代表竹野優花 真ん中:麻生総理 右:私。

小渕大臣と記念写真
左から:田中弘子さん・樋口恵子さん・私・小渕優子大臣・竹野優花。


「日経 ウーマン・オブ・ザ・イヤー」をいただいた際もそうでしたが、私は、あえて『女性』という文脈で褒められる度に、なんだかいつも違和感を感じてきました。なんとなく、「女性なのにがんばっている」というような、「女性」という言葉の前提に、弱者的位置付けを感じるからです。
私も優花は、「女性」としてカタリバを立ち上げ、がんばっているのではなく、課題だと思うことに使命感を感じ、9年前にカタリバを立ち上げました。そんな私たちが、たまたま女性だっただけです。

でも、今回この賞をいただき、改めて理解したのは、私がそこに違和感を感じるほど当たり前化している、「女性が普通に仕事をして、普通に活躍できる社会になっている」というこの大前提の価値観が、実はそうではない時代があったんだということでした。

河村官房長官が「私が初めて社会人になった20代の時、一般企業に入社し、人事部を担当しましたが、その際には採用条件に『男性』であることが大前提な社会でした」という挨拶をされていました。

当たり前に女性が仕事を持ち、結婚して子育てをしながらも目標に向かって取り組むことができる社会、この社会を実現するために、想像を超えた努力をしてくれた人誰かがいらっしゃって、そして今、私たちがこうして活動できている。そうなのであれば、先輩方に対して、しても仕切れない感謝の気持ちを感じます。

映画『はりまや橋』のエンディングで、昔話を読む主人公が、「昔はね、好きな人に好きだと言うことすら許されなかったんだ」と言っていました。
・・・そういうことなんだよなあ、って。


さて私たちは、このバトンを受け取って、カタリバ感を当たり前のものとする社会を作るために何年かけるのかな。

日本中の子どもたちが、勝ち負けの評価だけを基準にかき立てられる競争の中で、教科書を順番に学んでいくことが勉強である、なんていう教育は、近代社会までのあり方。
たくさんの人と関わりながらたくさんの憧れを持ち、その憧れが動機付けになって、強いられなくてももっともっとたくさんのことを学びたくなる。そうしていく中で大人になりたくなる。教育の価値観が、そんな風に変わり、それが当たり前の社会となるために、カタリバはこれから、全国の高校に、地域の先輩とのコミュニケーションの時間「カタリバ」を設置すべく、引き続き取り組みます。


「女性のチャレンジ賞」といわれちゃうと、私と優花でもらった賞みたいな感じがするけど、この賞は、キャストもスタッフも、カタリバに関わる全員でいただいた賞です。
全国のカタリバキャストの皆さん、これからも一緒にがんばりましょうね!
スタッフの皆さん、これからも戦友として、よろしくね!

いつも応援してくださる皆様、
特に、寺脇さん、吉田さん、鈴木先生、川戸さん、早野さん、与良さん、駒ちゃん、山本さん、寺井君、かものはしさん、本城さん、竹原さん、福本さん、田中さん、藤井さん、吉岡さん、井上先生、杉田さん、チャリプラさん、ETICのみなさん、SVPのみなさん、a-conのみなさん、ともさん、真鍋さん、ブクロ家族、恵、野町さん、ひろし、伝えきれないほどのたくさんの皆様、父母、亮、カタリバの会員になって応援をしてくださる皆様、カタリバプログラムをを取り入れてくださる高校の先生方、青森県教育委員会の皆様、沖縄かたやびらのみんな、関西カタリバのみんな、いつも本当にありがとうございます。

最後になりましたが、麻生総理、小渕大臣、河村大臣、内閣府の皆様、男女共同参画推進連携会議の皆様、NPOカタリバにこの栄えある表彰をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

NPOカタリバ 2009年度の目標

先週日曜に、NPOカタリバ事務局の今年度初全体会議を行いました。
全体会議とは、通常各役職別に活動している職員(正職員+学生職員)の17名が一同に介し、短期的・中期的な目標設定とアクションプランをプレゼンテーションします。
今期は新しい試みとして、会員の皆様にこの場を公開することにしました。

会議をオープンにするということは、結果ではなく、煮詰まっていない部分も含めた過程を公開するので、私にとっては、とても勇気がいることでした。
しかし、今年8年目を向かえ、スケールアウトを見据えた準備をスタートしたカタリバには、経営にも現場にも、さまざまな方の意見をいただきながら、日々ブラッシュアップしていく必要があります。このまま、引きこもり経営していてはこれ以上にならないなと、反省も踏まえて、今回からこういう形をとることにしました。
実はこれは、フローレンスさんの真似です。私は何かしら経営・運営的なことを思い悩むとフローレンス代表の駒ちゃんに電話して、四の五の相談します。彼は、話し方はうさんくさいけど、本当に賢くて優しい。同世代を代表する人間だと私は心からおもいます。
そんな駒ちゃんに2年前に電話した際、さすがにそれはダメと言われるかなあと思ったのですが、勇気をふりしぼって「フローレンスの会議、なんでもいいから出席させてよ。他がどんな雰囲気でどんなミーティングをしているのか、見てみたいんだよね」と、おずおずと申し出ると・・やたらさわやかに、「いいよ」の一言。「え?いいの?」「いや、べつにぜんぜんいいよ。」「あそう・・」という感じで、数日後出席させていただいたのが、フローレンスの全体会議でした。
そこで驚いたのが、まず会議の手法でした。現場の1スタッフもプレゼンをせざるを得ない仕掛けがされていました。チームの代表の誰かが全体の前でプレゼンをするのではなく、テーブルセッション形式で、全体が4・5回転しながら、すべてのテーブルに行き、少人数でそのチームのプレゼンを聞きます。プレゼンテーターも、チームのリーダーばかりではなく、順番にプレゼンします。全員が末端スタッフでいられない、風土にみえました。
また、フローレンスのアドバイザーやその他さまざまな方が会議に出席され、現場スタッフも経営層も一緒に、見られているといういい緊張感と、達成感で、つねに議論が生産的にみえました。インターンの学生たちも、パートのおばちゃんたちも、みんなで考え、意見を発する雰囲気が、そこにはありました。さすがーフローレンス!
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(2009/05/07)
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←そんな駒ちゃん、また本を出すみたいです。


文化は模倣からはじまる、と誰か偉い人が言っていた。ということでカタリバもマネすることにしました。昨年度から形式はまねしているのですが、一般公開は、公式には行っていませんでした。今回は、正会員の方々のみに告知をさせていただきましたが、次回以降はNPOカタリバの会員になっていただいている、活動会員・賛助会員の皆様にもお声がけしようと思います。


ちなみに、今年のカタリバの目標の3本柱。
1、NPO法人として・・・アドボカシー活動をスタート
2、学生が主役の組織として・・・カタリバモデルの他地域展開
3、ソーシャルベンチャーとして・・・収入ラインが複数に分かれた、ビジネスモデルの確立

会議の一番初めに、上記について私から、みんなにお話しました。今日からひとつづつ、ここでレビューしたいと思います。

まず・・・『NPO法人として』

昨年度の同じく4月の全体会議、私からみんなに伝えた08年度目標を『基盤整備』としました。
実は・・一昨年前までのカタリバ、例えば経理も、例えば契約書や請求書の発行も、行政への報告も、なんだかぐだぐだになっていました。私は、典型的なO型大雑把人間。管理しなくてもなんとかなるものは、がんばって管理しなくてもいいんじゃないかという思考(今でも管理のための管理仕事は無駄だと思っていますが)・・どうも前ばかり見て、大切なことも後回しにしがちです。
私よりはよっぽど丁寧ですが、副代表の竹野優花は、天才的な右脳派。理事の稲葉は、まあ私と似ています。そんなカタリバは・・、何事においても、バックオフィスに管理の仕組みがない、に等しい、団体でした。

個人事業の延長でカタリバを運営していたころは、ツケが自分に回ってくるだけだったのですが、いまやそうも行きません。

昨年度は思い切って、佐藤啓子・鶴賀康久・横山鷹太郎という3名と、パートに早野久恵の総勢4名を、カタリバ職員として迎え、徹底的に管理改革を行いました。この愛すべきメンバー、昨年度までの7年にわたるズサンで大雑把な仕事のツケを、本当に綺麗に整頓してくれました・・。そして、さまざまなことを、フロー化仕組み化して、くれました・・。本当に感謝!
昨年度の第1回全体会議で掲げた目標の一つ、「基盤整備」は輝かしく一定のレベルまで達成できたと思います。


そんなカタリバ、NPO法人としてという切り口で今年度掲げる目標は、内を向いた目標だった昨年に対して、今年度は外に対して攻めの目標を掲げます。

今年度1つ目の目標「アドボカシー活動スタート」。

今日の数万の心配をしている私には、想像の範囲を超えていますが、兆・億という予算規模で税金の使い道を決め、教育システムをハード面もソフト面も大きく規定しているのは、政治です。1校1校高校や大学に訪問し、現場で一人ひとりの高校生と向かい合う活動を大切にしてきたカタリバですが、それと同時に、この国の教育政策をあるべき姿に変えていくことに、もっとコミットしていかなければいけない。これも、現場を見ているNPOならではの役割です。

私は、草の根NPOと言う言葉が、なんだか嫌いです。草の根でいることがすばらしい、こっちが現場なんだから、というおごりを感じます。

そもそも政治家の方々が、ピントがずれた政策を決めてしまうのは、現場を知らないから。事細かに現場を知りに行くことは、役割ではない(と、ご認識されている)からです。私たちは、もはや現場をしらない政治家を怒っていてもしょうがない。公的セクターとして存在しているNPO法人は、政治家の変わりに見ている現場を、政治家の方々に伝えていくことは、それぞれの現場を持つこと同等の役割です。すべきなのに切り込んでこなかったここに、今年こそは、乗り込みます。

事始に・・・先週、文部科学省の予算事業について事業仕分けに呼んでいただき、政治家の方々や寺脇さん、教職員の方など10名ほどで、「学力・体力調査」「心のノート」「教員免許更新制」「青少年の健全育成」「大学入試センター」「もんじゅ」を議題に、意見させていただく機会をいただきました。私は主に、心のノートについての意見を述べさせていただいたのですが、ディスカッションしていて根本的に思ったのは、「現場で見たり感じたりしたことがないから、本当にわかんないんだろうなー」ということ。たぶん、大真面目に「心のノート」を作っている彼らは、本当にこれで子供たちの心が育つ、とおもっていらっしゃるのだと思う。(このことはまた書きます。)
とりあえず、どう考えても、3億13万円も予算を組んで作って配るものじゃないことくらい、わかるじゃん!と、私なら思いますが、きっとわからない。だから、わかっている人が声をあげて、教えてあげないと、いけない。


今日の東西線、電車でシルバーシートに座っている女子高生。私も明らかにあいていたら、座ります。でも今日の場合は、腰の曲がったおばあさんが近くにいらして、座るところがなく、立ったままでいらっしゃった。普通に見たら「あんた、席譲るでしょう・・」という状態で、モラルのない奴だなーと、私は微妙な気持ちになりました。近くにいたおじさんが、たぶん私と同じ気持ちだったのでしょう、咳払いをして、彼女に無言のプレッシャーをかけていました。でも彼女は席を譲ろうとしない。あんまりなので、声をかけることにしました。ポン、と方をたたいたら、彼女はイヤホンをとりました。なるほど、と思いながら、「ねえねえ、あのおばあさんにお席を譲ったら?」と伝えると、彼女はかなり焦ったように、「あっ!すすすみませんっ!」と即座に席を譲りました。ああ、彼女はおばあさんが見えていなかった上に、音楽聴いてたから、おじさんの咳払いが聞こえなかったんだなあと、思いました。。

なんて・・これは、フィクションですが、ようは、私たちNPOの仕事はそういうことなんだと思います。
政治家の方々や、官僚の方々には、たぶんこれからも、小さい政府になっても、きっと見えない市民の課題が、たくさんあるはずで、それをNPO団体がNPO法人なんていう立派な法人形態まで作っていただいて課題解決を仕事にしている。だからこそ、NPO法人にとって、アドボカシー活動は、義務。

とりあえず個人としての私も、その女子高生みたいにならないようにしないと・・。

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プロフィール

kumimamura

Author:kumimamura
今村久美
▼特定非営利活動法人
 NPOカタリバ代表理事
▼コラボスクール
 女川向学館・大槌臨学舎校長
▼高円寺・中野・女川町・大槌町 を行き来する毎日。
 校長と呼ばれることが
 まだムズカユイですが、
 名前についていけるように
 がんばります。
▼このブログは、私が好きな
 ように使う個人ブログです。
 NPOカタリバ公式発信では
 ないことをご了承ください。

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