2017-04

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食物連鎖(沖縄一人旅 8/15 午後)

漁港から15分ほど船で移動して、サンゴに何かを引っ掛けて、船を固定して海に入る準備。海に入っても日に焼けてしまうからと、幸ちゃんに長袖シャツを借りて海に入った。
できると言った手前、言い出せないものの岸から船が遠ざかるたびにどんどん心配になっていった私の泳ぎも、シュノーケルとフィンさえあれば意外に泳げることがわかったのが救い。
ありがとう父。



海の中はすばらしかった。
夢のような世界ってこういうことをいうんだろうな、と。
はじめはのんきにニモにでもなったような気分で魚を見ながら泳いだり、調子に乗って魚についていったりしてみた。

本当に魚はどれも綺麗で、海の中で光っていたり、スイミーみたいに、同じ種類の魚がみんなで泳いでいたりする。




でも・・気づいてしまったのは、その綺麗な魚はどれも昨日の刺身だった。
私がのんきに泳いでいる真横で、気づいたら漁師たちが水中銃で魚をぐっさり刺して、魚の体から海の水になんか赤とも黒ともいえない液体がにじむ瞬間を見たときに、そりゃそうだよなと思いつつ、なんとも。

こんな気持ちになるなんて私って純粋なのか。
純粋なわけじゃなくて、生きてる食べ物をその場で殺して食べたことがなかったから知らなかったんだろうな。

そりゃそうだ、そりゃそうなんだよ、あたりまえなんだけど、なんだか本当に、びみょうーな気分になった。


複雑な気分になりながらも、海からあがって、漁師がすぐに刺身にしてくれた魚肉は、やっぱりおいしかった。





追い討ちをかけるように、いろいろと続く。

幸ちゃんの家のヤギにニンジンを食べさせていたら、こいつは数日後に肉になることを聞かされた。


この島では昔、犬を食べていて、幸ちゃんも犬の皮をはいで食べたことなんてざらにあるとか。


さらに今日は終戦記念日で、テレビを見ていたらどうしても食べるものがなかった兵士たちが人肉を食べたこともあったなんて話も聞いてしまった。



本当に食べるものがなくなったときのイメージなんて今はできない。
できないけど、本当に食べ物がなくなっているわけじゃない今、コンビニで買い食いすることと生きているものを殺してその場で食べることは
実は両方同じことで、第一次産業の彼らにとっては私よりも食べることと殺すことが近いだけ。



すっかり流行ってる「食育」ってやつの、本当の意味でのそれを、この島で教えられている。
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Author:kumimamura
今村久美
▼特定非営利活動法人
 NPOカタリバ代表理事
▼コラボスクール
 女川向学館・大槌臨学舎校長
▼高円寺・中野・女川町・大槌町 を行き来する毎日。
 校長と呼ばれることが
 まだムズカユイですが、
 名前についていけるように
 がんばります。
▼このブログは、私が好きな
 ように使う個人ブログです。
 NPOカタリバ公式発信では
 ないことをご了承ください。

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