2017-09

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本日、カタリバ08卒業式に際して

みなさん、一年間おつかれさまでした。
なぜか「卒業生」と呼ばれている皆さん、勘違いしないでください。カタリバはまだ、卒業できません。
社会人になったって、会社を辞めたって、結婚したって、親になったって、カタリバキャストになると決め、人生のひとかけらの時間を、カタリバで過ごしてくれた皆さんは、社会が変わり、カタリバの使命を遂げる日まで、永遠のキャストです。
組織にしばられないつながり。それが、カタリバキャストという集合体のあり方。
場所は違えどみんながベトナムの平和を思って宣言したらメンバーになる、1965年に始まった、べ平連のように。


さて、卒業はできないものの、今日は皆さんへのお祝いの日です。
皆さんの人生のおける、何かしらの節目を迎えた、そんなあなたを、今日はお祝いします。

「あこがれは、キッカケになる。」
2001年、私は「あこがれは最上級の教育コンテンツだ」と、確信しました。
でも、見渡したときに見えたのは、「誰かにあこがれる」が、決定的に不足し、競争はされられても動機付けはされていない、そんな社会でした。
だから私は、気づいてしまった事に対する責任として、竹野優花とあと数人とで、カタリバを作りました。

カタリバは仲良しサークルではありません。
大小濃淡あれど、共通した志を持って、教育活動に参加する、一般市民による運動です。この運動に参加し、自らを「あこがれさせ役」という教育コンテンツになることを買って出てくれて、これまで本当に、たくさんのキッカケの種をばらまいてくれたこと、たくさんのキッカケに水をやってくれたこと、本当に感謝しています。

みなさんにとって、昨年度2007年度以前のカタリバの現場や先輩リーダーたちの存在は、大きな壁だったと聞いています。そんなみなさんのキッカケになった「あこがれ」は、きっと去年までのカタリバ
を築いてきた先輩たちだったのかもしれませんね。

私は今年度、年間20回ほどいろんなところで講演をさせていただいたのですが、参加者の方からこう聞かれることがあります。「キッカケしか与えずに、本当に意味あることなんですか?」と。
そこで私は、「その、キッカケすら足らない社会なのではないでしょうか」と応えます。みなさんが、体育館でチェッキングやサンプリングをしている姿を思い出しながら、「絶対に必要なことをしている自信があります。」と、確信を持って言えます。


でも、きっとみんなも感じたことがあることでしょうけども、そんな「キッカケしか作らないカタリバ」の意味に、私も迷うことがあります。

だって、やっぱりそれは、キッカケでしかないんじゃないかって。

でも、事務所で私がパソコンに向かっているとき、企画部の座席あたりで企画前最終チェックに真剣になっている議論が聞こえてくると、その度に確信します。
やっぱりキッカケは、とても大切なものなんだって。
去年先輩たちに憧れることから始まったキッカケが、今こうして、単なる憧れを越えて、大きな力になっている。

少し前に説明会で不安げにしていた人たちが、プロジェクトを運営する立場になって、高校生のため、キャストのため、社会のため、終わりない、答えのない議論を、真剣にしてくれている。

誰かにあこがれて、それがきっかけになって、なにかチャレンジがはじまったら、誰かにあこがれたことなんてすっかり忘れるくらいの忙しさが待っていて、それを超えたらまた一つ、誰かのあこがれになる。そのサイクルが、社会システムになったら、みんなが参加して作る、とても素敵な社会になっていくのではないかと思います。


本当に一年間、おつかれさま。
皆さんによって作られた今年のカタリバは、先輩たちがカタリバに塗ったペンキの色を、さらに重ね、また淡くて複雑で多様で綺麗な色になりました。

おめでとう。本当にありがとう。


NPOカタリバ 代表理事 今村久美
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● COMMENT ●

卒業おめでとうございます!

カタリバ卒業式には仕事の都合で
参加出来ませんでしたが、
本当にみなさんおめでとうございます。

そうですね。
カタリバに卒業はないですね。
「カタリバ」は常に追求していく
もののように思います。

また日本に帰国したら、
かまってやってくださいね。


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プロフィール

kumimamura

Author:kumimamura
今村久美
▼特定非営利活動法人
 NPOカタリバ代表理事
▼コラボスクール
 女川向学館・大槌臨学舎校長
▼高円寺・中野・女川町・大槌町 を行き来する毎日。
 校長と呼ばれることが
 まだムズカユイですが、
 名前についていけるように
 がんばります。
▼このブログは、私が好きな
 ように使う個人ブログです。
 NPOカタリバ公式発信では
 ないことをご了承ください。

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