2017-04

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本当に1人の100歩より、100人の1歩なのか

TPPの議論を聞きながら、なんて難しい・・と思う傍ら、「1人の100歩より100人の1歩だ」という、11年前に私自身自分で言い出した言葉の表してきたスケールが釈然としなくなってきて、悶々と考えています。

「1人の100歩より100人の1歩」とは、カタリバの事業範囲を表してきました。2・6・2の法則を教室に当てはめるなら、意識が高い2割に対してと、課題が見えやすい2割に対しては、お金や時間が投入されるが、一番多数を占める6割の生徒に対して無策であることが、実は社会の可能性を低下させているのではないか。だからカタリバは学校に訪問し、全員が受けられる授業の中で、一人ひとりの可能性を延ばすカタリバという授業を行う。そのあり方を先の言葉で表明してきました。カタリバの事業のあり方はこれからも変えるつもりはありません。

しかし、世界を見渡してみると、日本で「上2割」と扱われる人の数倍のスピードで動いている人たちがいます。もしかすると、日本の1人が100歩歩いている時間を使って、10000歩も歩いている人がいると思っても間違いではないかもしれない。このグローバル社会で今の子どもたちが10年後協働する仲間は、お隣りの中国やインドの人である可能性は高いわけです。その人達が、今どんな教育を受け、自分たちの出番を虎視眈々と待っているのか、私たちには想像もできません。

その未来を見て見ぬふりして、私たち大人基準で想定する「1人の100歩」とは、世界的に見たら「1歩」にもなっていないのではないかということ。そろそろそれを認める必要があるように思えてきています。

カタリバを立ち上げて11年間、「自分で行動できる生徒に対してはカタリバはいらない」という考え方を私も表明してきましたが、現実はこの11年で、1歩の歩幅も形もスピードも、大きく変わりました。

キャリア教育を考えるということは、グローバリゼーションを見ぬふりしてはいけない。
リーダーの資質ある生徒の100歩を、私たち大人自身の経験の範囲や劣等感が潰さないように、しっかりと鍛えてあげられるカタリバでありたい。

どんな子どもたちの可能性をも、その場所からさらに伸ばせる事業を考えています。
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Author:kumimamura
今村久美
▼特定非営利活動法人
 NPOカタリバ代表理事
▼コラボスクール
 女川向学館・大槌臨学舎校長
▼高円寺・中野・女川町・大槌町 を行き来する毎日。
 校長と呼ばれることが
 まだムズカユイですが、
 名前についていけるように
 がんばります。
▼このブログは、私が好きな
 ように使う個人ブログです。
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